青汁で健康生活

青汁に潜む危険性について

巷に溢れている健康食品の中で人気の高い青汁。
食物繊維やビタミン群が豊富な事から便秘やダイエットに効果が有る事も人気の理由です。
毎日の生活に取り入れやすい事も人気の一つでもありますが、実はデメリットも存在しています。
そこで今回は、「青汁が持つデメリットや危険性」についてご紹介します。

発がん性の危険は青汁にもある?

元々青汁はケールや明日葉などの緑黄色野菜が原材料となって作られています。
これらの緑黄色野菜には「硝酸イオン(硝酸塩)」が含まれています。
この硝酸イオンは、土の中など自然界にはどこでも存在している窒素化合物です。
緑黄色野菜を始めとする植物は、土や肥料から硝酸イオンやアンモニウムイオンを吸収し、太陽の光を浴びて光合成を行い成長していきます。

この流れを見ると、硝酸イオンは植物の成長には欠かせない栄養価である事が分かります。
その後は、人間の体内で「亜硝酸塩」と呼ばれる、血液の流れを悪くする働きがある危険物質へと変化します。
また、体内でたんぱく質と硝酸イオンが結合すると、「ニトロソ化合物」と呼ばれる発がん性物質を作る事に関係しているとの一説もあるので、一部では「硝酸イオンが危険」との見解があります。
しかし、この「亜硝酸塩」は、通常の大人の場合では、胃の中のph値が低い為に「亜硝酸塩」へと変化する事はありませんので、そこまで心配する事はないでしょう。

青汁を大量に摂取すると危険な事は?

健康食品としての人気も高い青汁ですが、大量に飲んでしまうと体に悪影響を及ぼす事もあります。
通常、購入した青汁のパッケージなどには適量が記載されていますが、誤って適量を超えて飲んでしまうケースもあります。

悪影響としてまず挙げられるのは「下痢」です。
食物繊維が豊富な青汁は、便秘などに効果があるとされていますが大量に飲んでしまうと、青汁を溶かす時に使われる冷たい水が胃腸に負担を掛けてしまい、結果として下痢になってしまう事があります。
それ以外では、食物繊維と同じく豊富に含まれているビタミン群の大量摂取により引き起こされる「ビタミン過剰症」です。

ビタミンには「水溶性」「脂溶性」があり、水溶性では尿などと一緒に排出されるのですが、脂溶性は肝臓などで蓄積された後に排出されるので、大量に飲んでしまうと結果的にビタミン過剰症となる事も有ります。
青汁を飲む時には、適量を守って飲む事が重要です。