青汁で健康生活

元々は九州のみで知られていた青汁

健康食品として、真っ先に名前が挙がる程身近になった青汁。
テレビや新聞、インターネットなどでも青汁の広告を見かけない日は無いと言っても過言ではありません。
今や全国的に広まった青汁ですが、「最初は一部の地域のみで飲まれていた」事はあまり知られていません。
そこで今回は、青汁が決まった地域で飲まれていた理由、全国に広まったキッカケなどをご紹介します。

最初に青汁を飲んだ地域とは?

青汁は野菜が原材料となっていますが、野菜の生産が盛んな「九州地方」では全国に広まる前に青汁を飲む習慣がありました。
当時の飲み方は、現在の様に粉末状にしてから飲むのでは無く、売り物にならない野菜をすり潰した後、布巾で絞った汁を飲んでいました。
特に戦後は大変な食糧難だった為に栄養が足りない事が日常茶飯事でした。
その状況を少しでも改善しようと当時の医師が、この飲み方を始めた事が現在の青汁の原型だと言われています。
そのため、九州地方では健康管理の一つとして青汁を飲む習慣が根強く残っています。

青汁が広まったのはテレビの影響が大きかった

九州地方のみでしか飲まれていなかった青汁は、どの様にして日本全国へと広がりを見せたのでしょうか? それは「テレビの影響」が大きかったといわれています。
全国に広まる前の青汁は、現在の様に飲みやすい青汁があった訳では無く「とにかく苦くて不味い」事が前面に出ていて、本来青汁が持つ多くの健康効果は注目されませんでした。
その苦くて不味い事に目を付けたテレビ局が、お笑い番組での罰ゲームとして登場させた事が、全国に青汁の存在を広めるキッカケとなりました。

また、「まず~い、もう一杯!」とのキャッチコピーが耳に残る某CMが人気を集めた事も、青汁が全国に広まった理由の一つとなっています。
全国的な広がりを見せた青汁は、その後は飲みやすいタイプも登場し牛乳などで割ったりとアレンジも豊富となった為、現在では幅広い年代から支持される健康食品として認められる事となったのです。